食べても食べても痩せる方へ
考えられる病気
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 吸収不良症候群
- 炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)
- 慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍
- 胃がん・大腸がん・膵臓がんなど
食べても食べても痩せる原因

糖尿病で痩せる原因
糖尿病が悪化してインスリンの働きの不足が顕著になると(膵臓から分泌されるインスリンが減る/インスリンが効きにくくなる)、糖分をエネルギーとして利用できなくなります。
そうなると身体を構成している脂肪や筋肉を分解してエネルギーを得るようになるため急激に痩せてしまいます。
この状態を放置すると血糖値は更に上昇し、動脈硬化が進行し、長期的には3大合併症(糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害)が進行します。
また、糖尿病性ケトアシドーシスという代謝不全の状態となり、生命の危険にさらされる可能性もあります。
こういった状態は糖尿病がかなり進行していることが想定されますので、早急に医療機関を受診していただくことをお勧めします。
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糖尿病以外に考えられる原因
・甲状腺機能亢進症
食欲は十分にあるにもかかわらず痩せてしまう場合には甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の可能性があります。過剰に分泌された甲状腺ホルモンが脂肪や筋肉の分解を促進するために痩せてしまうのです。
疲れやすさ、発汗、動悸、不眠、イライラなどの症状が特徴的です。
・悪性腫瘍
がんなどの悪性腫瘍で痩せる場合は食欲低下を伴うことが多いですが、初期の段階では食欲が低下しないこともありますので、注意が必要です。

糖尿病の治療は当院へ
当院は、糖尿病専門医が在籍しており、地域のかかりつけ医として生活習慣病の治療に積極的に取り組んでおり、糖尿病の患者様にも多くお越しいただいています。
糖尿病の治療と聞くと「不摂生な生活を怒られるだけでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当院では否定するのではなく、受診をきっかけに一人ひとりに寄り添った治療プランを一緒に進めていくことを大切にしています。
糖尿病は早期から適切な治療を行うことにより、合併症の発症リスクを抑え、健康寿命(自立して活動し、健康に過ごせる期間)を延ばすことができます。
少しでも不安のある方は、当院へお気軽にお越しください。