【久留米市の糖尿病内科・循環器内科】健診の心電図異常を放置しないで!

糖尿病内科・循環器内科のクリニックです
はじめに:4月の健診結果、その「小さな指摘」が未来を変える
4月は久留米市内の企業や学校でも健康診断が盛んに行われる時期です。数週間後、お手元に届く結果報告書。その中に「心電図:要再検査(判定B~E)」の文字はありませんでしたか?
「胸が痛いわけでもないし、去年も言われたから大丈夫だろう」
そう思って引き出しの奥に結果を仕舞い込んでしまう方は少なくありません。しかし、循環器内科と糖尿病内科を掲げる当院からお伝えしたいのは、心電図の異常は、心臓だけでなく全身の血管の問題かもしれない」ということです。心電図検査の意味と、異常を指摘された際に知っておくべき知識を徹底解説します!
心電図検査とは?何を見ているのか
心電図検査は、心臓が拍動する際に発生する微弱な電気信号を、手足と胸に付けた電極から読み取る検査です。
心臓は電気で動くポンプ
私たちの心臓は、1日に約10万回、休むことなく全身に血液を送り出しています。このリズムを作っているのが「電気」です。右心房にある「洞結節」という場所から電気が発生し、心臓全体に伝わることで筋肉が収縮します。心電図はこの「電気の通り道(伝導路)」に異常がないかを確認しています。
心電図でわかる主な疾患
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不整脈: リズムが乱れている(早い、遅い、飛ぶ)
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心筋虚血: 心臓の筋肉に酸素や栄養がいきわたっていない(狭心症・心筋梗塞の予兆)
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心肥大: 高血圧などが原因で心臓の壁が厚くなっている状態
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心筋症: 心臓の筋肉自体の異常
健診結果でよく見る「異常判定」の解説
判定結果に書かれている言葉は専門的で分かりにくいものが多いですが、その意味を知ることで受診の緊急性が理解しやすくなります。
【心電図検査でよくある指摘事項と内容の目安】
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判定名 |
内容の目安 |
糖尿病・生活習慣病との関連 |
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期外収縮 |
本来のリズムより早く電気が流れる不整脈。 |
ストレスや疲労のほか、心疾患が隠れていることも。 |
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完全右脚ブロック |
電気の通り道の一部の伝わり方が遅い状態。 |
これ単体では健康な人にも見られますが、精査は必要です。 |
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ST-T異常 |
心筋の血液不足(虚血)やダメージの疑い。 |
糖尿病の方は特に注意! 自覚症状のない虚血のサインです。 |
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左室肥大 |
心臓の壁(筋肉)が厚くなっている状態。 |
長年の高血圧が影響している代表的なサインです。 |
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心房細動 |
心房が小刻みに震え、リズムがバラバラな状態。 |
脳梗塞の大きな原因。早期の専門的治療が不可欠です。 |
不整脈に関連するもの
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期外収縮(上室性・心室性): 正常なリズム以外の場所で突然電気が発生することです。多くは経過観察となりますが、連発する場合や、運動中に増える場合は心筋症などのリスクを考慮し、治療が必要になります。
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心房細動: 脈が完全に不規則になる不整脈です。心臓の中に血栓(血の塊)ができやすくなり、それが脳へ飛ぶと重い脳梗塞を引き起こします。久留米市でも高齢化に伴い増加傾向にあり、早期発見が重要です。
心筋のダメージに関連するもの
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ST-T異常: 心臓の筋肉に酸素不足が起きている(虚血)、あるいは心筋にダメージがあるサインです。特に糖尿病患者様の場合、血管の動脈硬化が進んでいることが多く、狭心症の予兆としてこの波形が現れることが多々あります。
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異常Q波: 過去に気づかないうちに心筋梗塞を起こした痕跡(陳旧性心筋梗塞)である可能性があります。

久留米市で心電図の再検査を受ける際のステップ
もし「要再検査」となった場合、どのような流れで診療が進むのかを解説します。
ステップ1:詳しい問診とリスクチェック
まずは現在の症状(動悸、息切れ、胸の違和感)だけでなく、生活習慣(喫煙、飲酒、ストレス)や、ご家族に心臓病の方がいないかを確認します。
ステップ2:身体診察(聴診)
心臓の音を聴き、弁膜症(心臓の弁の不具合)による雑音がないか、不整脈が起きていないかを確認します。
ステップ3:より精密な検査(当院で実施可能)
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心エコー検査(心臓超音波検査):
超音波を使って心臓の動きを画面に映し出します。心臓の壁の厚さ、動きの良し悪し、弁の状態をミリ単位で測定できる、非常に情報量の多い検査です。
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血液検査(BNP・トロポニンなど):
心臓にどれくらい負担がかかっているか、心筋がダメージを受けていないかを「数値」で評価します。
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24時間ホルター心電図:
小さな装置を装着して帰宅していただき、日常生活の中での心電図変化を丸一日記録します。寝ている間や運動中の変化を捉えるのに有効です。
生活習慣の改善が「心臓の寿命」を延ばす
心電図の異常を指摘された際、お薬による治療と同じくらい大切なのが生活習慣の見直しです。
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塩分を控える: 血圧を下げることは、心臓の負担を減らす最短ルートです。
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血糖コントロール: 糖尿病専門医の指導のもと、血管を傷つけない血糖値を維持します。
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適度な運動: 久留米市には筑後川沿いなど散歩に適した場所も多いです。無理のない範囲での有酸素運動を推奨します。
心電図の異常に関するよくある質問(Q&A)
Q1. 自覚症状が全くないのですが、それでも受診が必要ですか?
A1. はい、受診をお勧めします。
心臓の病気は、かなり進行するまで自覚症状が出ないことが珍しくありません。特に糖尿病や高血圧をお持ちの方は、痛みに鈍感になる「無痛性心筋虚血」のリスクがあります。「症状がない=異常がない」ではなく、「症状が出る前の見守り期間」と捉えて、早めに専門医のチェックを受けてください。
Q2. 昨日の寝不足やストレスが原因で心電図に異常が出ることはありますか?
A2. 可能性はあります。
一時的な睡眠不足やストレス、過度のカフェイン摂取などで「期外収縮」が出やすくなることは事実です。しかし、その背景に心疾患が隠れていないかを判断するには、一度安静時の心臓の状態を詳しく調べる必要があります。「疲れのせい」と自己判断せず、医師の診断を仰ぎましょう。
Q3. 再検査にかかる費用や時間はどれくらいですか?
A3. 初診時は1時間〜1時間半程度、費用は3割負担で数千円が目安です。
通常の診察に加えて「心臓超音波(心エコー)検査」などを行う場合、窓口負担は3,000円〜5,000円前後(検査項目による)となることが多いです。
Q4. 再検査までにお酒や運動は控えたほうがいいですか?
A4. 激しい運動や過度な飲酒は、一旦控えていただくのが安心です。
心臓に負担がかかっている可能性があるため、精密検査の結果が出るまでは、フルマラソンなどの激しいスポーツや深酒は避けてください。
Q5. 以前、心電図で「異常なし」と言われたのに、今回「異常」と出ました。
A5. 心臓の状態は加齢や生活習慣とともに変化します。
血管の柔軟性や心筋の状態は、1年で変化することがあります。「去年が大丈夫だったから今年も大丈夫」と考えず、毎年の変化を追うことが大切です。
Q6. まつもと整形外科では、心電図以外に生活習慣病の相談も同時にできますか?
A6. もちろんです。むしろ、同時に相談されることを強くお勧めします。
当院には循環器専門医、糖尿病専門医が在籍しております。心電図の異常の背景に、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が隠れているケースは非常に多いため、心臓と全身の血管の状態をトータルで管理することで、将来の脳梗塞や心筋梗塞を未然に防ぐことができます。
Q7. 子供の心電図異常も診てもらえますか?
A7. はい、お子様の検診異常(学校心臓検診など)についてもご相談いただけます。
小学生や中学生の学校健診で心電図の指摘を受けた場合も、まずは当院へご相談ください。お子様の場合は成長に伴う一時的な変化であることも多いですが、循環器専門医の視点でしっかりと評価を行い、必要に応じて適切なアドバイスをさせていただきます。

必要な検査や治療
まとめ:血管を守り、あなたの「健康寿命」を延伸させる
「まつもと整形外科」には糖尿病専門医による糖尿病内科、循環器専門医による循環器内科の専門外来を併設しており、整形外科の痛みだけでなく、患者様の「一生歩き続けられる健康な体」を守るために、内科的なアプローチ(血管の健康管理)を非常に重視しています。
心電図の異常は、決して「ただの紙の上の判定」ではありません。それは、5年後、10年後も元気に久留米で過ごすための、体からの大切なメッセージです。
健診結果を持って、ぜひお気軽にご相談ください!
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